6.サーバーについて(公開方法)
ホームページを作成し終えたら次はみんなに見て貰えるようにする作業です。
6-1,サーバー (server,鯖?)について
サーバーとは、用はクライアント(利用する側)にサービスを提供するコンピューターやソフトウェアです。
Webサーバーは、HTTP(Hyper Text transfer protocol)を、使用してWebブラウザーへとファイルを送ります。
HTTPはWWW (world wide web)でのデータ転送プロトコルです。 ※プロトコルはコンピューター同士の通信を行う上での約束事
要するに、どうやって自分の作ったホームページを公開するかです。
インターネットの仕組みは、クライアントがサーバーから情報を貰うことです。 ※考えれば誰でも分かることだと思いますが、これが一番大事なことだと思います。
情報を提供するということは、欲しいと言われたときにすぐにリクエストを差し出せるようにしておかなければいけません。
もしネット上で上記のことが出来なければサイトが無い、もしくは駄目なサイトと思われてしまいます。
サーバーには主に自宅サーバー(家のパソコンをサーバーにする)、レンタルサーバー(ホームページ公開の場所を借りる)があるわけですが、大抵はレンタルサーバーを使用します。(このサイトもレンタルサーバーです。)
なぜなら、自宅のパソコンをサーバーとしてみんなからアクセスして貰うには、いつでもそのPCにアクセス出来る状態にしていなければいけません。
ようするに、そのPCの電源が入っていて、インターネットに繋がっている環境(+αの設定も必要)でなければいけないのです。
その環境を作るのは誰でも容易に出来ることではないと思います。
☆★そこで使うのが、レンタルスペースです☆★
自分のパソコンではサイトを公開できない環境でも代わりに公開してくれます。
良い面では、サーバーがダウンする事が少ない、セキュリティ面で安全etc・・・
悪い面では、思い通りのホームページが作れない(制限がある 容量などetc)etc・・・
特徴はたくさんあります。では、実際に少し詳しく説明していきます。
6-2,レンタルスペース
レンタルサーバーには無料と有料のがあります。普段は無料でファイルのおける容量を増やすコースにすると有料になる場合もあります。
※インターネットのプロバイダ(自分の契約しているところ)がレンタルサーバーを無料で提供してくれていることがあるので(結構多い)そのサービスを使うのもよいと思います。
選び方は自分がどんなホームページにするのかで変わってくると思います。(個人的なページならどんなサーバーでも良かったりする)
レンタルサーバーを選ぶ上で重要なことは、サーバーがダウンしない(無名なところだとサーバーが消えることもあるらしい)、ファイルのおける容量、サーバーへのアップロードの方法、CGIなどが使えるか、広告の有無(多かったり大きいのは非常に良くないです)、他にも商用でも可、携帯からのアクセス可など・・・。
サイト作りが初めての方は無料のところで十分だと思います。特に有料のスペースが必要ということはありません。 (後々もっとすごいサイトにしたいときは、少しめんどくさいですが移転すればよいだけです。)
あとは自分で良さそうなところに決めてください。
6-3,レンタルサーバーへアップロードする
レンタルサーバーも決まり、ホームページも完成したという方は、次に「サーバースペースへアップロードする」という作業をします。
この作業は何かというと、自分のパソコンに入っているホームページのデータをレンタルサーバー上に持って行くということです。
この作業は慣れれば簡単なのですが、初めての方はちょっとめんどくさいかも知れません。
また、サーバーによっては「ファイルマネージャー」などといったWEB上でファイルのアップロードを行える機能を付けているレンタルサーバーもあります。
この機能があるサーバーに関してはこの方法でやると簡単に行えます。(少し面倒なのが、アップロードする際はそのページへアクセスしてから、やらなければいけないことです)
では、ファイルマネージャーの機能がないサイトではどうやってサーバーへあげるかというと、大抵はFTPという通信で行います。
FTPとは、ファイルの転送用のプロトコル(通信の方法)です。ようは、HTTPみたいな感じ
このFTPという通信用の便利なフリーソフトがあります。
FFFTPという名前のソフトです。
このフリーソフトは使いやすくとても人気のあるソフトです。(実際の使い方は→
http://ftp.hm/ffftp/を参考にしましょう)
※使い方を簡単に紹介すると、ダウンロードしてきたソフトをインストールし、新規のホストの設定(接続先との設定→
この画面です)をします。
(接続先やパスはサーバーから指示があるのでそれに従ってください)
【ホストの設定名】 → なんでも良い。 【ホスト名(アドレス)】 → サーバーが指定したアドレス。
【ユーザー名】 →サーバーに登録しているID(名前)。 【パスワード】 →登録したときのパスワード(もしかしたらFTP用のパスワードを別に言われるかもしれない)。
【ローカルの初期フォルダ】 → htmlファイルを保存しているフォルダを指定しておくと便利。 【ホストの初期フォルダ】 → 多分設定する必要は無い。
後は接続し、接続完了後転送したいファイルを接続先のウィンドウにドラッグすれば完了です。 (
こんな感じ )
1ポイントアドバイス : Alt+Aで全部選択やCtrl+クリックで何個も連続して選択、一回指定して→Shift+クリックでその間の部分のファイルを全部指定。これで、沢山のファイルを一気にサーバーへあげることができます。
慣れてきたら、ファイルマネージャーを使っている方もFTPでサーバーへあげてみましょう。一度やってしまえばファイルマネージャーより楽になりますし、今後、スキルとしても役に立つでしょう。
6-4,自宅サーバー(自鯖?)を建てる
次は、自宅サーバーの建て方です
自分のPCをサーバーにして良いことは、規制が無いということです。しかし、管理などには気を使わなけれればいけません。
では軽くWebサーバーの建て方についてやっていきます。 まず、公開するためのソフトを手に入れましょう。
ApacheというWWWサーバーソフト(外国製のオープンソースのソフトウェア)が有名です。日本製ではAN HTTPDが有名です。他にはBJDなどの良いソフトがあります。
Japan Apache Users Group
http://www.apache.jp/
AN HTTPD
http://www.st.rim.or.jp/~nakata/
使い方に関しては上記のホームページに載っていますのでインストール方法と一緒に見ましょう。
6-5,FW(ファイアウォール)やルーターについて
サーバーソフトを入れただけでは公開出来ない場合もあります。
それは、FWやルーターなどが邪魔をしているからなのです。なぜ邪魔をされるかというと、侵入者からPCを守ったりインターネットを使いやすくするためです。
ですから、障害になったからといっていきなりそれらを削除したり無効にするのはやめた方が良いです。
では、どのようにしてその障害を取り除くかというと、ルーターFWにポート設定というものをしてあげれば良いのです。 →
6-7.IPって?/ポート設定って?
設定しなければいけない場所の数はそれぞれのパソコンの環境によって異なります。モデム、ルーターを使っている場合はそこを確認。
(見落としているのがあるといつまでたっても出来ません。)
FWを使用している数だけ確認。(ノートンなど、ウィルス対策ソフトを使用していると勝手に入ってる可能性あり)
FWはWindowsXPでは最初から入ってますが、デフォルトの設定では使用しないになっています。(SP2ではデフォルトで使用か??)
6-6,ポートの設定の仕方
WindowsXPのFW
スタート→コントロール パネル→ネットワークとインターネット接続→ネットワーク接続→使ってる接続のところでプロパティ
→詳細設定→ファイアウォールを使うかどうかのチェック(FWは有効にしておいた方がよい)→設定からWebサーバーを選ぶ。
WWWサーバーソフトのポート設定をデフォルトのままであれば、80番ポートを使用するになっていると思われるので、
Webサーバー(HTTP)にチェックを入れたらOKを押します。※80番以外(おすすめしない)に変えた方は編集から変えてください。
ルーターの設定
ルーターの設定は機種ごとによって設定方法に違いがあります。
ルーターとFWの設定で大きく異なる点は、IPアドレスを指定しなければいけないという所です。
IPアドレスの話は長くなってしまうのでこっちにリンク →
6-6-0.IPって?/ポート設定って?
詳しい説明はルーターの説明書を見るなり、ネットでその機種について説明しているサイトを探してください。
後はセキュリティーに気を付けてください。
+α情報
ルーターによっては自分のパソコンから自分のパソコンへのアクセスをうまく処理できない物があるそうです。
サーバーを立てたら一度
http://127.0.0.1/にアクセスしてみてください。そうすると、ローカルのサーバーにアクセスして確認することが出来ます。
(これが絶対にあってるとはかぎりません)
このあと、自分のIPアドレスにアクセスしても自分のホームページが表示されない場合、友達にアクセスして貰うかプロキシーを通してアクセスしてみましょう。 →
プロキシーについての説明
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7.作成上の豆知識へ
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